公開日 2017/2/8
ジャワ・ベチバー(ベチバー)

ジャワ・ベチバー(Vetyver):植物由来の香りのパレット
歴史:
古代から知られ、利用されてきたベチバー(またはヴェティバー)は、南インド原産の多年草であり、その名前はタミル語の「ヴェッティヴェル(vettiveru)」に由来しています。
紀元前1000年頃にサンスクリット語で書かれた古代のアーユルヴェーダ文献にも記されているように、ベチバーの芳香作用や薬効を最初に認識したのはインド人でした。
調香師の世界では、ベチバー(イネ科のVetiveria zizanioides)は、ジャスミン、ローズ、イランイラン、ネロリ、パチュリといった貴重な原料と組み合わされることがよくあります。
香水における特徴:
木質的で土臭く、ハイチ産ベチバーよりもスモーキーな香り。男性用香水によく使用され、香りのベースを豊かに引き立てます。
ベチバーは、スモーキーなアクセントと、芳香的で温かみのあるトーンを併せ持つウッディな香りを放ちます。産地によって、その香りの特徴は異なります。 ブルボン産ベチバーは、土臭くスパイシーな香りを放ちます。これは、ヘーゼルナッツを思わせる洗練された香りで、ほのかにローズのようなニュアンスも感じられます。その精油はインド産ベチバーのものと非常に似ています。ジャワ産はより苦味があり、スモーキーなノートが際立っています。 最後に、ハイチのベチバーは、アイリスのニュアンスを帯びた、より植物的で温かみのある香りを放ちます。全体として、ベチバーは「緑」で、土臭く、温かく、スモーキーな、非常に特徴的な香りを放ちます。それは林床を連想させるだけでなく、お香や、時にはピーナッツを思わせることもあります!
収穫:
生育サイクル:通常、1メートルの間隔をあけた列に、30センチメートル間隔で植栽されます。
区画の再植栽は収穫と同時に実施されます。1ヘクタールを収穫すると、株分け後に最大4ヘクタール分の再植栽が可能になります。
収穫は植栽から平均1年後に実施され、これは精油の良好な収量を確保するための重要な条件です。
収穫は主に6月から9月、および11月から3月にかけて、降雨状況に応じて行われます。根は鍬で掘り起こし、葉を切り取り、球根を移植します。
収穫後の処理:
場合によっては洗浄した後、日陰で乾燥させることがあります。直射日光にさらされると、精油の収量が低下します。